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院長挨拶



山陰労災病院長 大野 耕策


 山陰労災病院は1963年6月に7診療科200床で診療を開始し、54年後の2017年には24診療科・病床数377床へと確実に発展して参りました。地域の方々、米子市、西部医師会を中心とする鳥取県医師会、鳥取大学医学部の皆様のご支援、ご理解、ご協力の賜物と深く感謝しております。
 2016年の診療報酬改定では、少子高齢化が進む日本の中で、高度急性期病床を減らし、病院での入院治療から在宅治療へシフトさせ、地域での包括ケアを行う体制へ移行できるように病院の機能分化を促進させる方向性が打ち出されています。現在、県による地域医療構想調整会議によって鳥取県西部圏域地域医療構想の調整もすすめられています。山陰労災病院は、2013年5月から7対1の看護体制を実現し、産婦人科と小児科の開設により総合的な急性期医療を担う体制を整えてきました。今回の診療報酬改定では重症度、医療・看護必要度が高く設定されました。山陰労災病院にはHCUが1病棟(8床)、7対1病棟が8病棟あります。この改定に対応し、①重症度、医療・看護必要度が低くなる長期入院患者さんを早期に退院させ入院患者を減らして7対1病棟の重症度、医療看護必要度を高く維持するか、②地域包括ケア病棟を導入し7対1病棟を減らして7対1病棟の看護必要度をあげるか、の選択を検討し、②の方向性を選択しました。山陰労災病院は今後も地域の救急医療を担う急性期病院であるともに、4階西病棟を急性期治療が経過した患者さんおよび在宅療養を行っている患者さんの受け入れ並びに在宅復帰支援等を行うなど地域包括ケアシステムを支える役割を担う病棟としました。今後も地域の勤労者医療および救急医療を担う急性期病院の役割を果たすとともに、地域での包括ケアを支えて地域の皆様に役立てるよう努力し、地域の医療機関と連携していきたいと考えております。
 現在、54年経過した山陰労災病院の増改築工事を、2017年に着工予定、2023年竣工予定で基本設計を進めております。計画では1996年に増築した眼科、皮膚科、心療内科および歯科口腔外科外来部分と管理部門の一部、2014年4月に建築した南病棟と同年7月に完成した新エネルギー棟と第2放射線棟は残し、全病棟、手術室、救急部門、画像センター、薬剤部門、栄養管理部門、検査部門、人工透析部門4科以外の外来部門を新築する計画です。工事期間中、地域の皆様にはご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、どうかご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
 また、地域の医療機関や消防局からの平日の救急患者さんの依頼などに係る各診療科医師への連絡方法につきましては、病院代表電話または地域連携室を通じて行っていましたが、医師への連絡をよりスムーズに行うために、各診療科外来にホットライン電話を整備いたしました。これまで以上に勤労者医療、救急医療を推進してまいりますのでご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
 山陰労災病院の理念である「信頼・優しさ・安全」に忠実に、地域の中核的総合病院、地域医療支援病院、二次救急病院、研修病院として、地域住民の皆様からさらに信頼され頼られる病院へと発展させたいと思いますので、皆様方の一層のご指導とご鞭撻をお願いいたします。




  

平成29.1

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