内科・消化器内科の紹介


内科の特徴

  当院の内科は、消化器内科、糖尿病・代謝内科、呼吸器・感染症内科、腎臓内科、循環器科の5科で構成されており、2016年11月1日現在、常勤医師26名が診療を担っています。2013年からは甲状腺・内分泌内科として鳥取大学の専門医が週1回木曜日に診療しています。
 内科外来は6室の診察ブースと主に急患対応を行っている2室の処置室を有するほか、心エコー室、腹部エコー室および内視鏡室とも連結しており、それぞれの領域ごとに専門性の高い医療を行うとともに、内科として全領域をカバーしうる充実した、隙間のない診療の実践に努めています。さらに2014年4月1日からは婦人科の新設に伴い、これまでネックとなっていた女性診療にも積極的に取り組めるようになりました。
 こうした専門性と総合性は、地域の患者さんたちにとっては専門性の高い医療を受けられると同時にさまざまな内科合併症にも十分対応しうるという大きなメリットがありますし、また地域医療における人材育成の観点からも、内科研修において深く且つ幅広い研修が可能となるという利点も有します。
 われわれ内科医師たちは常に的確な診断と適切な治療を行うことをモットーに診療に従事しています。診察医の専門外の合併症についての処置あるいは治療方針などについて即座に該当専門医師による対応が可能ですし、また、急患のみならず疑問のある症例についても各専門医が協力して診療にあたる態勢が整っています。専門性の垣根を超えて迅速に対応ができる連携の良さが当院内科の特徴です。どうぞ安心して患者さんをご紹介下さいませ。




消化器内科の特徴

  1. 当科では、消化管、肝臓、胆嚢、胆道、膵臓疾患を中心に診療しています。スタッフはそれぞれ内科学会、消化器病学会、消化器内視鏡学会、消化器がん検診学会、肝臓学会等の評議員、指導医、専門医、認定医の資格を持ち、各学会の指導施設、認定施設ないしは教育病院となっています。
  2. モットーは疾患の早期診断、早期治癒ですが、患者サイドに立った医療の提供ができるように常に心懸けています。消化器内科は、2016年4月から第四消化器内科部長として大谷英之医師が新たに加わり、チームワークが良く皆で協力しながら検査や診療に当たっています。当科で週2回(毎週火曜日、木曜日の午前7時から)の早朝カンファレンスを行うと共に、毎週水曜日(午前7時30分から)は外科と放射線科、病理科も加わり、4科合同カンファレンスにおいて手術前と手術後の検討会、悩んでいる症例など活発な討論を行い、よりよい診療を目指し努力しています。
  3. 学会活動、研修医教育などにも力を入れており、学会や研究会、研修会など積極的に参加、発表し研鑽を積んでいます。
  4. 当科へのご紹介は、当日絶食であれば、ルーチンの内視鏡検査、腹部超音波検査、腹部CT、血液生化学検査などは、できるだけ早く結果をご報告できるようにしています。



主な取扱い疾患

  1. 消化管癌の画像診断と内視鏡的治療。
  2. 胆道および膵臓疾患の画像診断と内視鏡的処置。
  3. C型およびB型ウイルス性肝疾患に対するインターフェロンおよび核酸誘導体製剤による治療。
  4. 腹部超音波、CT、MRI、血管造影手技を用いた肝臓癌の早期診断と治療。
  5. 消化器系の癌に対する化学療法。
  6. 炎症性腸疾患の診断と治療。
  7. 消化器系救急疾患に対して、何時でも検査、治療の出来る態勢。


診療実績

  • 消化管および胆膵系診療体制
    1. 指導医 専門医 計6名 。
    2. 消化管内視鏡:ハイビジョン対応  拡大内視鏡や超音波内視鏡の実施。
    3. 上部消化管スクリーニング検査(被験者の苦痛軽減等の利点)、PEG(内視鏡的胃瘻造設術)、イレウスチューブ挿入時など処置に使用。
    4. カプセル内視鏡導入:2011年度から原因不明消化管出血(小腸出血)等に対応。
  • 消化管内視鏡検査件数と治療数
     表に示すように内視鏡検査件数を維持し、治療内視鏡は、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)、EMR(内視鏡的粘膜切除術)をはじめ、EIS(内視鏡的食道静脈瘤硬化療法)、EVL(内視鏡的食道静脈瘤結紮術)、胆道系ではEST(内視鏡的十二指腸括約筋切開術)、内視鏡的胆道ステント挿入術、その他、Polypectomy(内視鏡的ポリープ切除術)、内視鏡的止血術、内視鏡的拡張術、PEG(内視鏡的胃瘻造設術)など幅広く行っています。
    消化管内視鏡検査件数 H23年度
    (2011)
    H24年度
    (2012)
    H25年度
    (2013)
    H26年度
    (2014)
    H27年度
    (2015)
    上部消化管内視鏡検査 5,217 5,546 5,628 5,628 5,525
    下部消化管内視鏡検査 1,416 1,316 1,434 1,284 1,411
    内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査
    (ERCP)
    174 165 171 146 198
    内視鏡的超音波検査(EUS) 44 54 51 62 51
    消化管内視鏡治療件数 H23年度
    (2011)
    H24年度
    (2012)
    H25年度
    (2013)
    H26年度
    (2014)
    H27年度
    (2015) 
    上部消化管の早期癌及びadenoma(腺腫)等に対する内視鏡的治療
    (ESD、EMR、Polypectomy)
    30 38 38 34 32
    下部消化管のポリープ及び早期癌等に対する内視鏡的治療(Polypectomy、EMR) 231 199 202 223 355
    食道静脈瘤に対する内視鏡的治療
    (EIS、EVL)
    11 16 18 21  21
    内視鏡的十二指腸乳頭括約筋切開術
    (EST)
    44 62 61 54 75
    内視鏡的胆道ステンティング
    (ステント挿入術等)
    6 13 32 28 41
    内視鏡的胃瘻造設術(PEG) 65 79 80 63 49
  • 消化管癌に対する化学療法実績
    •  近年、消化管癌に対する化学療法の効果は、目を見張るものがあります。当院では外来の化学療法治療室を整備し、外来での化学療法も行っています。
       切除不応進行・再発例における胃癌、大腸癌、食道癌、膵癌 胆道系の癌等に対して数多く治療しています。
  • 肝疾患診療体制
    1. 肝臓学会指導医 専門医 計4名。
    2. 当科でのC型慢性肝炎の抗ウイルス治療は1992年のインターフェロン導入に始まります。当初より学会や論文等で多くの情報を収集しながら患者一人一人の背景因子をも十分に考慮に入れた治療を行うことで、副作用による脱落を回避し、きわめて多くの症例でインターフェロン療法完遂を得てきました。2014年からは副作用のほとんどないインターフェロンフリーの経口抗ウイルス療法が導入され新たなC肝治療の幕開けとなりましたが、当科でもすでに多くの患者がこの治療の恩恵に浴しています。21世紀の国民病とまで言われたC型肝炎は治療法の進歩によって今や撲滅すら可能となりそうな状況です。現在、この地域における隠れたC型肝炎患者の掘り起こしが重要な課題と考えます。
    3. B型およびC型ウイルス性肝炎治療の最終目標は肝発癌の阻止に尽きますが、当科では以前からウイルス肝炎症例が多いことを反映して、肝癌患者実数は依然多く推移しているのが実情です。当科では外科、放射線科、病理診断科などと綿密にタイアップして集学的治療を行い、一定以上の治療効果をあげながら患者QOLを高く維持すべく、日々努力を続けています。
    4. 当科ではその他、最近増加傾向にあるとされる脂肪肝(NASH含む)やNBNC肝癌、自己免疫性肝疾患など、種々の肝疾患に対応できる体制を整えています。
  • 肝疾患に対する治療実績
    C型慢性肝炎の治療 H23年度
    (2011)
    H24年度
    (2012)
    H25年度
    (2013)
    H26年度
    (2014)
    H27年度
    (2015)
    治療総数 407 431 469 501  
    効果判定可能な
    従来型インターフェロン治療例
    258
    (著効68)
    258
    (著効68)
    258
    (著効68)
    258
    (著効68)
    -
    効果判定可能な
    ペグインターフェロン+リバビリン併用例
    149
    (著効68)
    160
    (著効71)
    174
    (著効78)
    187
    (著効91)
    -
    効果判定可能な
    テラプレビ゙ル+ペグインターフェロン+リバビリン併用例
    13
    (著効10)
    21
    (著効12)
    21
    (著効12)
    -
    シメプレビル+ペグインターフェロン+リバビリン併用例 16 35
    (著効29)
    -
     ダクラタスビル+アスナプレビル        7 28
     ソホスブビル+レディパスビル         45
     ソホスブビル+リバビリン         26
    B型慢性肝炎の治療 H23年度
    (2011)
    H24年度
    (2012)
    H25年度
    (2013)
    H26年度
    (2014)
    H27年度
    (2015)
     従来型インターフェロン(24時間投与) 2
    著効0
    有効2
    0 0 1 0
     ペグインターフェロン(24週間投与) 8
    著効0
    有効5
    1 0 0
    B型慢性肝炎および肝硬変の治療 H23年度
    (2011)
    H24年度
    (2012)
    H25年度
    (2013)
    H26年度
    (2014)
    H27年度
    (2015)
     治療総数
    (IFN、PEG-IFNまたは核酸アナログ製剤使用症例)
    144 167 178 147  166
    B型慢性肝炎および肝硬変治療法の内訳    
     ・ラミブジン単独 36 33 33 3
     ・ラミブジン+アデフォビル併用 20 22 22 17  16
     ・アデフォビルピボキシル 0 0 0 1
     ・エンテカビル 88 108 119 119  112
     ・テノホビル        1 19
     ・エンテカビル+アデフォビルピボキシル併用 4 4 3
     ・エンテカビル+テノホビル併用       12
    B型慢性肝炎および肝硬変治療成績    
     ・HBV-DNR低下率 86% 85% 86%    
     ・HBs抗原消失例 4 5 5    
    肝細胞癌の治療 H23年度
    (2011)
    H24年度
    (2012)
    H25年度
    (2013)
     H26年度
    (2014)
    H27年度
    (2015)
    治療総数 新規16
    継続50
    新規35
    継続36
    新規35
    継続39
       
    肝細胞癌の治療成績(5年生存率)  
    治療の内訳 H23年度
    (2011)
    H24年度
    (2012)
    H25年度
    (2013)
    H26年度
    (2014)
    H27年度
    (2015)
    ・外科的切除 5 10 12 9 11
    ・ラジオ波焼灼療法(RFA)(回数) 19 20 17 13 9
    ・肝腫瘍動脈塞栓化学療法(TACE)(回数) 110 66 95 69 55
    ・ソラフェニブ(分子標的薬) 2 2 1 1 8


診療日

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
2診 川田壮一郎
(消化)
3診 岸本幸廣
(消化)
不定
(向山・謝花)
岸本幸廣
(消化)
向山智之
(消化)
星野由樹
(消化)
5診 - 西向栄治
(消化)
角田宏明
(消化)
謝花典子
(消化)
西向栄治
(消化)
6診 - 前田直人
(消化)
伊澤正一郎
(甲状腺)
前田直人
(消化)


スタッフ紹介

消化器内科

    


消化器内科部長
鳥取大学医学部臨床教授
  前田 直人  詳細
院長特別補佐
鳥取大学医学部臨床教授
  岸本 幸廣  詳細

第二消化器内科部長
西向 栄治
詳細
消化器内科顧問
謝花 典子
詳細
第三消化器内科部長
向山 智之
詳細

消化器内科副部長
角田 宏明
詳細

消化器内科副部長
川田 壮一郎
詳細

消化器内科医師
星野 由樹
詳細