「明けましておめでとうございます」
山陰労災病院長 豐島 良太
年が明け、令和6年になりました。皆さまには、穏やかな良いお正月をお過ごしになったこととお慶び申し上げます。
本院は昭和38(1963)年6月に開院しましたので、昨年、令和5(2023)年に開院60周年を迎えました。この節目の年に新病院が完成しました。
開院の時は7診療科、200床で。診療の中心は文字通り労働災害による傷病者でした。病院は米子市のはずれにあり、周辺は田畑でしたが、昭和50年代後半から平成にかけて、周辺の道路整備に伴い宅地化が進み、市民病院的色合いが増し、さらには平成26年の産婦人科と小児科の開設により、現在では24診療科、363床の地域の身近な総合病院へと発展してまいりました。
この度完成した新病院(写真)は東西108 メートル、南北41 メートルの6階建て、延べ床面積2万平方メートルで、3階から6階の東西に1病棟ずつ、8病棟を設け、療養環境改善のため病室やデイルームを広くするとともに、早期から運動療法を実施するため各階にリハビリテーション室を設置しました。
これまで分散していた病棟や外来などを一つの建物にまとめましたので、院内の移動距離が短くなり、快適性も向上したため、皆さんに喜んでいただけるものと願っております。
現在、最終段階として北側の駐車場を整備しています。もうしばらくご不便をお掛けしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
本院は理念として、「信頼される・優しい・安全な医療を実践し、地域と勤労者の皆さまの健康を守ります」と謳っています。60周年と新病院完成を機に改めて職員一同この理念を胸に刻み、一層の優しい丁寧な医療を実践し、地域の健康福祉の向上に貢献することをお誓いいたします。
2024年1月
南から見た新病院、上階からは、四方の山や海、市街地などの美しい風景を見ることができます。 |
過去のご挨拶