院長挨拶
山陰労災病院長
萩野 浩
グランドオープンにあたり
2025年8月2日に当院はグランドオープンを迎えました。このグランドオープンを迎えることができましたのは、建築計画の立案から竣工までの長きにわたり、多方面からご協力・ご支援を賜りました関係者の皆様のお力添えによるものと、心より感謝申し上げます。
1963年6月、全国で29番目の労災病院として開院して以来、当院は60年以上にわたり、勤労者と地域住民の皆さまの健康を守り支えてまいりました。2019年からの新病院建設プロジェクトでは、2021年西棟、2023年には全病棟が完成し、最新の設備と快適な療養環境のもと、診療体制を一新いたしました。各病棟にはリハビリテーション訓練室や広々としたデイルームを設置し、南側には秀峰・大山を、北側には日本海を望む自然豊かな立地のもと、患者さん一人ひとりが安心して療養できる環境づくりに努めております。
その後、管理棟の改修、旧棟の解体、玄関・外構工事、さらに270台分の駐車場整備を経て、2025年7月末をもって全工事が完了いたしました。これまで駐車場の手狭により、ご来院の皆様には大変なご不便をおかけしておりましたが、このたびようやく解消に至りました。
グランドオープン当日には、グランドオープン記念オープンホスピタルを開催し、地域の皆様に院内を広くご見学いただく機会といたしました。各種医療機器の展示や、車いす体験、嚥下食の紹介、レントゲン室や高圧酸素室の見学、手術室での内視鏡機器体験、血管年齢測定など、多くの方に医療現場の最前線に触れていただきました。さらに、夕刻からは第12回の夕涼み会を開催し、賑やかで温かな交流のひとときを地域の皆様と共有することができました。
グランドオープンに際し、改めて当院の理念である「信頼される・優しい・安全な医療」の体現を目指し、職員一同が一丸となって地域の皆様および勤労者の健康福祉の向上に努めてまいります。今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2025年8月
令和7年8月2日 グランドオープン
院長略歴
役職
院長
学歴・職歴
鳥取大学 昭和57年3月卒業
鳥取大学整形外科入局
米国クレイトン大学骨粗鬆症センター留学(平成3年)
鳥取大学リハビリテーション部准教授(平成14年)
鳥取大学医学部保健学科教授(平成20年)
鳥取大学名誉教授(令和5年)
山陰労災病院 副院長(令和5年)
山陰労災病院 病院長(令和6年)
主な学会所属と資格
- 日本整形外科学会(専門医・指導医)
- 日本骨粗鬆症学会(理事長)
- 日本転倒予防学会(代表理事)
- 日本リウマチ学会(専門医・指導医)
- 日本脆弱性骨折ネットワーク(理事)
- 日本リハビリテーション医学会(専門医・指導医)