院長挨拶
山陰労災病院長
萩野 浩
地域の皆様から信頼される優しい安全な医療を目指します
当院は1963年6月に全国で29番目の労災病院として開院し、2023年に60周年を迎えました。この長い歴史の中で、地域の皆様や勤労者の健康を守り、支えて参りました。現在も2次救急の要として地域医療を支え続け、時代とともに変化する医療ニーズに応えるべく日々努力を重ねています。
消化器疾患、循環器疾患、腎疾患、脳疾患、骨関節疾患、産婦人科、小児科など、幅広い領域の疾患をカバーし、質の高い信頼される医療を提供するよう努めています。
近年は高齢者救急への対応に注力し、地域包括医療システムの一翼を担い、地域の皆様が安心して生活できる環境を提供するために努力しています。
本院は地域医療支援病院、へき地医療拠点病院のほか、鳥取県更年期障がい地域拠点病院、がん診療連携拠点病院に準ずる病院の指定を受けています。また、がんや慢性疾患、腰痛を抱えながら働く方々や労働復帰支援に重点を置き、継続的なサポートを提供しています。治療と仕事の両立支援、産業医活動、労災疾病に関連する医学研究など、労災病院ならではの役割にも注力しています。地域の高齢者や勤労者の方々が患う多彩な疾患に対応し、元の生活を取り戻していただき、職場復帰を支援しています。
60周年を迎えた2023年7月に新病棟が完成しました。新病棟は東西108メートル、南北41メートルの6階建てで、延べ床面積は2万平方メートルです。3階から6階にはそれぞれ2病棟が配置され、病室やデイルームは広く設計されており、各階にリハビリテーション室が設置されています。363床のうち、12床はHCU病床、10床は小児入院医療病床です。
私は2024年4月に病院長に就任しましたが、その後これまでに旧病棟の取り壊しと東棟の改修が終了しました。現在、駐車場と外構の工事が進行中です。これに伴い、患者の皆様には駐車場が狭く、大変ご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
2025年7月には外構と駐車場が完成し、8月初めにグランドオープンの予定ですので、それまで何卒ご容赦ください。
当院の理念である「信頼される・優しい・安全な医療」を完遂するよう、職員一同、丁寧で安心いただける医療を実践し、地域の皆様や勤労者の皆様の健康福祉に貢献できるよう努めて参ります。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
2025年4月
完成予想図
(令和7年8月グランドオープン時)
院長略歴
役職
院長
学歴・職歴
鳥取大学 昭和57年3月卒業
鳥取大学整形外科入局
米国クレイトン大学骨粗鬆症センター留学(平成3年)
鳥取大学リハビリテーション部准教授(平成14年)
鳥取大学医学部保健学科教授(平成20年)
鳥取大学名誉教授(令和5年)
山陰労災病院 副院長(令和5年)
山陰労災病院 病院長(令和6年)
主な学会所属と資格
- 日本整形外科学会(専門医・指導医)
- 日本骨粗鬆症学会(理事長)
- 日本転倒予防学会(代表理事)
- 日本リウマチ学会(専門医・指導医)
- 日本脆弱性骨折ネットワーク(理事)
- 日本リハビリテーション医学会(専門医・指導医)