この度、当院におきまして、下記2件の個人情報漏えいが発生しました。
関係する皆さまにおかれましては、多大なるご迷惑とご心配をおかけする事態になりましたことを心よりお詫び申し上げます。
今回の事態を重く受け止め、個人情報の管理につきましては、職員に対する教育及び指導を徹底し、再発防止に努めてまいります。

【事案1】
1 事案の概要
令和7年9月3日、他院から紹介された患者さんに関連する紹介患者受診報告等を紹介元の医療機関とは別の医療機関へ送付してしまいました。
令和7年9月9日に誤送付が判明し、直ちに誤送付した書類の回収に伺ったことから、個人情報の二次流出の可能性は低いと考えられます。

2 漏えいした個人情報の内容
当院外来を受診された患者さん1名の氏名・受診日・受診科

3 発生原因
紹介元の医療機関の情報をシステムに新規登録する際、別の医療機関を紹介元の医療機関と誤認して登録し、その情報をもとに書類の発送作業を実施したことで、誤送付をしてしまいました。

4 再発防止策
紹介元の医療機関の情報を新規登録した際の確認手順などを定めた業務マニュアルを作成し、今後は複数職員による確認を徹底することとしました。また、併せて個人情報の重要性と厳格な管理についても周知を徹底し、再発防止に努めてまいります。

【事案2】
1 事案の概要
令和7年9月8日に受診された患者Aさんに対し、検査結果をお渡しした際、誤って別の患者Bさんの検査結果も一緒にお渡ししてしまいました。
令和7年9月11日に患者Aさんが受診のために来院した際、患者Bさんの検査結果が混入していたと窓口にお持ちいただき発覚しました。
漏えい事案発覚後、速やかに双方の患者様に謝罪させていただきました。

2 漏えいした個人情報の内容
当院外来を受診された患者さん1名の氏名・病名・所見など

3 発生原因
今回漏えいが発生した診療科では、交付希望の有無にかかわらず、全患者さんに検査結果をお渡しする運用としており、受診の前日に出力した検査結果については、患者さんごとのファイルに入れずに並べていました。そのため、別の患者さんの検査結果が混入した状態で、検査結果を手交してしまいました。また、手交する際に患者氏名の確認ができていなかったため、混入に気付くことができませんでした。

4 再発防止策
検査結果について、当該科ではこれまで全患者さんへ手交していましたが、診察時に希望される患者さんにのみ印刷、手交する運用に改め、別の患者さんの検査結果と一緒に取扱うことをなくしました。患者さんに個人情報を含む書類を手交する際の患者誤認・誤混入防止手順を作成し、マニュアルに掲載するとともに、職員へ周知することとしました。
また、併せて個人情報の重要性と厳格な管理についても周知を徹底し、再発防止に努めてまいります。

令和7年10月23日 山陰労災病院