脳ドック
脳ドック
脳ドックの必要性
近年、我が国は世界でも有数の長寿国となりました。体の健康と共に脳の健康を保ち、いつまでも元気で健やかな人生を送ることがみんなの願いです。癌・心臓病と共に脳血管障害は、三大成人病といわれ、予防・治療が進められてきましたが、死亡率が低下してきたとはいえ、高齢社会になるにつれ、発病数はまだまだ多く、寝たきり・痴呆が大きな社会問題であり、完全な予防法の無いのが現状です。
このことに着目して、我が国では、MRIを用いて、脳の健康診断を行い、病気の起こる前に発見をして治療するという画期的な脳ドックが開発され、全国で行われています。MRIは強い磁石の中で、脳や血管の構造を調べる機械で、注射や造影剤などは使用しないので副作用などは全くなく心配ありません。山陰労災病院では、3.0テスラMRIを中心に脳の健康状態を精密に検査を行うことができ、脳神経内科・脳神経外科の専門医が診断し、もし病気が発見された場合でも今後の適切な治療法についてご指導いたします。
脳について何かご心配のある方、身内に脳の病気があり気になっている方、健康だが痴呆が心配だという方、この機会に是非脳ドックの受診をおすすめします。
なお、手術等で体内に金属(心臓ペースメーカー・骨折のプレート・歯科のインプラント等)が入っている方はMRI検査ができない場合がありますので、あらかじめお申し出下さい。
種類と費用
A.脳ドックのみを受けられる方
予約制です。(医事課・健診係で行っています。)
- 実施日
毎週 火、水、木曜日 8時より11時頃まで。
健診日が祝祭日、年末年始等に当たる場合は、休診します。 - 検査項目
問診、尿・血液検査、視力・眼底検査、聴力検査、MRI(頭部・頚部)頚動脈超音波検査、高次脳機能検査 。 - 検査費用
¥44,000円(税込) - 検査結果
・当院の脳ドックは、医師の診察がありません。
・結果表は後日、脳神経内科と脳神経外科の両専門医の診断後、郵送いたします。
B.人間ドックを受けられた方(脳ドックはオプション)
予約制です。(医事課・健診係で行っています。)
- 実施日
人間ドックとは別の日(毎週 火、水、木曜日)に行います。
(8時より13時頃まで) - 検査項目
問診、MRI(頭部・頚部)、頚動脈超音波検査、高次脳機能検査 。 - 検査費用
¥33,000円(税込) - 検査結果
・当院の脳ドックは、医師の診察がありません。
・結果表は後日、脳神経内科と脳神経外科の両専門医の診断後、郵送いたします。
検査内容
脳ドック のみ |
脳ドック OP |
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---|---|---|---|
高次脳機能検査 | 痴呆の初期の段階を見つけます。担当者が検査し専門医が診断します。 | ● | ● |
頭部MRI検査 | 最新の超伝導磁気共鳴断層撮影(MRI検査)により、脳の病変を安全・精密に調べます。 | ● | ● |
頚部超音波検査 | 頚動脈硬化の状態を調べます。 | ● | ● |
身体計測 血圧測定 血糖検査 尿検査 心電図 |
身長、体重、体脂肪、血圧、視力、聴力を計測します。脳血管障害と関係の深い、高血圧、糖尿病などについて調べます。 | ● | 人間 ドック |
血液検査 脂質検査 肝機能検査 |
脳血管障害の危険因子である、ヘマトクリット値、血小板機能、コレステロール、中性脂肪、腎機能、その他肝機能貧血などの検査をします。 | ● | 人間 ドック |
眼底撮影検査 | 脳の一部である眼底を見ることにより、動脈硬化、高血圧の程度を診断したり、視神経の病変について調べます。 | ● | 人間 ドック |
お申し込み方法
- 予約制です。電話でもお申し込みを受付けします。
- お申し込みは健診係へ
※申込受付:11:00~16:00
電話:0859-33-8256(直通)
電話:0859-33-8181(内線5290)
FAX:0859-33-8257 - 手術等で体内に金属(心臓ペースメーカー・骨折のプレート・歯科のインプラント等)が入っている万はMR検査ができない場合がありますので、あらかじめお申し出下さい。
- 検査は午前中に終わる予定です。
- 結果表は後日、脳神経内科又は脳神経外科の専門医の診察後、郵送いたします。
A.脳ドックのみを受けられる方
- 受訪日には、午前8時までに新棟2階健診・ドック室におこし下さい。(質問表を提出して下さい。)
- 受診当日は、朝食は食べないでおこし下さい。
・お水、お茶、薬は飲んでも結構です。 - 糖尿病の薬は飲まないで下さい。
B.ドックオプシヨン(人間ドックを受けられた方)
- 受訪日には、午前8時までに新棟2階健診・ドック室におこし下さい。(質問表を提出して下さい。)
- 受診当日は、朝食を食べても結構です。