中央手術部長(兼) 上田 真由美(麻酔科部長)

特徴

 手術室では、看護師23名、看護助手1名、麻酔科医師5名、外部委託(中央材料室)10名が働いており、各科の手術をサポートしています。また、当院には臨床工学士が7名勤務していますが、この内の数名が手術室でのサポート業務をしています。

 手術までの手順ですが、主治医が患者さんに手術方法や危険性をご説明し、同意が得られたら手術の予定が組まれます。主治医が麻酔を麻酔科に依頼する場合は、さらに麻酔科医師による術前診察が行われます。この診察によって、いろいろな情報を検討した上で、患者さんにとって最も良いと思われる麻酔方法が決定されます。さらに、手術室の看護師が術前オリエンテーションを実施し、患者さんの心身状況を把握するとともに、ご不明な点を伺って、不安な気持ちが少しでも和らいでいただけるよう努めています。手術後は、手術の内容や患者さんの状態によっては、HCU(高次治療室)に入室していただく場合もあります。

 当院の手術室の現況ですが、手術は月曜日から金曜日の午前8時30分から始まります。最近5年間の手術件数は年間2,700~3,000件で推移しており、令和5年度は2,776件でした。手術内容も医療の高度化、専門化により難易度が高くなり、時間を要する手術も増えています。そのため、より安全に手術が行えるよう各種の取り組みを行っています。例えば、患者さん確認の徹底のために特製のバンドを手首や足首に巻かせてもらったり、手術部位にマジックインキで印を付けたり、手術開始直前に執刀医、麻酔医、看護師で、患者名・病名・術式などを声に出して再確認したりしています。

 平成26年4月に産婦人科と小児科が新設されて総合病院化してからは、従来の手術に加えて帝王切開や婦人科手術などの産婦人科手術が増えています。また、当院では県内唯一とも言われる硬膜外鎮痛による無痛分娩にも積極的に取り組んでおり、硬膜外カテーテルの留置をクリーンな手術室を使用して行っています。病院の増改築に伴って、令和3年3月に物品があふれかえって手狭だった手術室から、手術映像システムを備えた広くて快適な新しい手術室に移転し、充実した最新の設備のもと、今後さらに安全な手術に向け、職員一丸となって業務改善に努めています。

各科手術件数

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  R1(2019)年度 R2(2020)年度 R3(2021)年度 R4(2022)年度 R5(2023)年度
整形外科 1041 956 901 915 961
外科 529 511 480 489 531
泌尿器科 341 305 286 278 271
耳鼻咽喉科 206 211 232 134 102
脳神経外科 141 106 121 117 105
心臓血管外科 174 165 219 242 186
眼科 233 333 282 270 246
腎臓内科 110 93 65 77 79
産婦人科 194 210 227 254 243
循環器科 72 57 101 61 47
皮膚科 8 2 11 3 5
合計 3049 2949 2925 2840 2776